― エアドック2台導入のお知らせと、院内環境づくりへの取り組み ―

こんにちは、小林内科医院です。

本日は、当院の“空気環境への取り組み”について、少し詳しくご紹介させていただきます。

当院ではこのたび、高性能空気清浄機「Airdog（エアドック）」を2台導入いたしました。

インフルエンザが猛威を振るう季節を迎える中で、どなたでも安心して受診していただける環境を整えることが、地域のかかりつけ医としての大切な役割だと考えています。その一環として、空気質の改善に特化した機器の導入を決めました。

エアドックは、一般的な空気清浄機とは大きく異なる特徴を持つ機器です。

最大の特徴は、「0.0146μm（マイクロメートル）」という非常に微細な粒子まで除去できる能力です。インフルエンザウイルスや細菌、花粉、PM2.5よりもさらに小さな粒子まで捉えることができ、医療機関や学校、公共施設でも広く採用されています。また、フィルターに吸着した汚れを静電気で焼却処理する「TPAフィルター」を搭載しており、一般的なHEPAフィルターのように目詰まりで性能が落ちる心配も少ないとされています。こうした特性により、院内の空気を常にクリーンな状態に保ちやすく、患者さんの滞在時間が比較的長くなりがちな内科クリニックにおいて、とても心強いパートナーとなります。

当院の待合室は、日によっては混み合う時間帯があります。特に冬場は、発熱の方、咳の方、体調不良でつらい状況の方が多く来院されます。そういった中で、

「この場所でなるべく安心して過ごしていただけるにはどうすればいいか」

「院内の空気を、目に見えない部分こそ大切にしたい」

という思いを強く持っていました。空気清浄機の導入自体は以前から検討していましたが、今回のインフルエンザの流行を受けて、より性能の高いモデルを導入することを決断しました。

どれだけ対策を重ねても、空気中のウイルスやホコリは目には見えません。「見えないものだからこそ、できる限り最善を尽くしたい」という思いが、今回のエアドック導入につながりました。

また、患者さんの中には、

「他の患者さんと一緒の空間で待つのが不安」

「子どもを連れて行くのが心配」

「高齢の親を連れて受診するので、なるべく安全な環境が良い」

といった声も以前からいただいていました。医療を提供する側として、こうした声に真摯に向き合うことはとても重要です。設備投資によって全ての不安が消えるわけではありませんが、それでも院内環境を少しでも良くし、患者さんが安心して受診できる空間づくりを目指すことは、当院の責務だと感じています。

エアドックは24時間稼働可能で、待合室と診察スペースの空気を常に循環し、きれいな状態を維持してくれます。また、音も比較的静かで、医療機関の静かな雰囲気を損なうことなく使用することができます。当院では、待合室と診察室の双方に設置し、患者さんの導線に沿って空気が循環するよう工夫しています。

こうした取り組みを通して、

「小林内科医院は、空気まできれいなクリニック」

と感じていただけるよう、これからもさまざまな工夫を続けていく予定です。

院内の環境整備は、患者さんにとってはあたりまえのようでいて、実はとても大切な医療の一部だと考えています。「来て良かった」「安心して受診できた」と思っていただけることが、何よりの励みになります。

インフルエンザをはじめ、風邪や胃腸炎などの感染症が流行しやすい時期ですが、どうぞご自身の体調を第一に、ご無理のない範囲でお過ごしください。体調に不安がある場合は、いつでも気軽にご相談ください。

これからも、小林内科医院をどうぞよろしくお願いいたします。