呼吸が止まると体は酸素不足となり、それを補うために脳が一瞬目を覚ます状態(覚醒)を繰り返します。この覚醒は本人の自覚がないことが多く、「寝ているはずなのに、体も脳も休めていない」状態になります。
なぜ起こるのか
睡眠中は、喉や舌、気道まわりの筋肉がゆるみます。
その結果、
- 舌が喉の奥に落ち込む
- 気道が狭くなる、または閉じる
ことで、いびきや無呼吸が起こります。
特に
- 飲酒
- 睡眠薬の使用
- 鼻づまり
- 仰向け寝
は、無呼吸を悪化させる要因になります。
太っていなくても起こります
SASは肥満の方に多い病気ですが、日本人では痩せている方でも少なくありません。
- 顎が小さい
- 下顎が後ろに下がっている
- もともと気道が狭い
といった骨格的な要因が関係することもあります。
体型に関わらず、症状があれば検査が重要です。
放置するとどうなる?
睡眠中の無呼吸が続くと、
- 高血圧(特に朝高血圧・治療抵抗性高血圧)
- 糖尿病
- 脳卒中
- 心疾患・心不全
- 夜間頻尿
などのリスクが高まることが分かっています。
SASは「眠りの病気」ですが、全身に影響する病気です。
