一般内科では、日常生活の中でよくみられる急性の症状から、長期間にわたり継続的に治療や管理が必要な慢性疾患まで、幅広い診療を行っています。
「どの科を受診したらよいかわからない」「症状が複数あり不安」といった場合にも、まずはご相談いただけるのが内科です。必要に応じて血液検査や画像検査などを行い、重大な病気の早期発見に努めます。
また、より専門的な治療が必要と判断された場合には、地域の専門医療機関や基幹病院と連携し、適切な医療をご紹介いたします。
一般内科
2025年10月1日より
継承による
リニューアルオープン
一般内科

一般内科では、日常生活の中でよくみられる急性の症状から、長期間にわたり継続的に治療や管理が必要な慢性疾患まで、幅広い診療を行っています。
「どの科を受診したらよいかわからない」「症状が複数あり不安」といった場合にも、まずはご相談いただけるのが内科です。必要に応じて血液検査や画像検査などを行い、重大な病気の早期発見に努めます。
また、より専門的な治療が必要と判断された場合には、地域の専門医療機関や基幹病院と連携し、適切な医療をご紹介いたします。
内科を受診される方の症状は非常に多岐にわたります。例えば次のような症状がある場合には、どうぞお気軽にご相談ください。
一見「よくある症状」に見えても、その背景に重大な病気が隠れていることも少なくありません。体調に異変を感じた際には、自己判断せず早めに受診することをお勧めします。
かぜの多くはウイルス感染による上気道炎です。鼻水、のどの痛み、咳など複数の症状が同時に現れます。通常は数日で軽快しますが、無理をすると気管支炎や肺炎に移行することもあります。
治療は対症療法(解熱剤や咳止めなど)が中心ですが、当院では症状に応じて葛根湯、麻黄湯、小青竜湯、麻黄附子細辛湯などの漢方薬も積極的に用いて、自然治癒力を高めつつ早期の回復を目指しています。
38℃以上の急な高熱、頭痛、筋肉痛、倦怠感などが特徴です。抗ウイルス薬(タミフル、ゾフルーザなど)は発症48時間以内の投与が効果的です。肺炎や脳症などの合併症予防のため、早めの受診が大切です。
迅速抗原検査
・感度:約60%、特異度:98%以上
・陽性 → ほぼ確定診断
・陰性でも否定できない(臨床症状や流行状況で診断)
オセルタミビル(タミフル)
ラニナミビル(イナビル)
バロキサビル(ゾフルーザ)
オセルタミビル(タミフル)
重症化リスクは減ってきていますが、高齢者や基礎疾患のある方は注意が必要です。ゾコーバなどの治療薬が利用可能で、適切なタイミングでの診断と治療が重要です。
当院では発熱外来を設けており、迅速検査を行っています(発熱後12時間以上で検査が有効です)。発熱がない場合は少し時間を空けてからの検査が望ましいです。
抗原検査
・ウイルスの一部(タンパク質)を調べる簡易な検査です。
・結果は15〜30分でわかります。
・感度はPCRよりやや劣りますが、発熱やのどの痛みなど症状がある方では精度が高くなります。
・無症状や発症直後では陰性になることもあるため、再検査が必要になる場合もあります。
→ 発熱がなくてもコロナにかかっていることがあります。咳や鼻水、強いだるさ、嗅覚・味覚の異常などがある方も検査対象です。
軽症〜中等症の治療
・主に症状を和らげる「対症療法」(解熱薬、咳止め、喉の薬など)が中心です。
・重症化リスクが高い方(例:60歳以上、基礎疾患あり、ワクチン未接種など)には、抗ウイルス薬の内服が検討されます。
モルヌピラビル(ラゲブリオ®)
ニルマトレルビル/リトナビル
(パキロビッド®)
エンシトレルビル(ゾコーバ®)
※どの薬を使うかは、年齢・持病・他のお薬との兼ね合いを考えて医師が判断します。
・モルヌピラビル(ラゲブリオ®):下痢、吐き気、発疹
・ニルマトレルビル/リトナビル(パキロビッド®):味覚異常、下痢、肝機能障害
・エンシトレルビル(ゾコーバ®):下痢、腹痛
➡いずれも多くは軽症。気になる症状があればすぐに医師へ連絡を。
(保険診療・5日間の場合)
| 3割負担 | 約3万円 |
|---|---|
| 2割負担 | 約2万円 |
| 1割負担 | 約1万円 |
※高額療養費制度を使うと、70歳以上の方ではさらに自己負担が抑えられます。
できるだけ早く(発症から3日以内が目安)。
併用可のことが多いですが、自己判断は避け医師にご相談ください。
マスク、換気、共用物の消毒、食事は時間をずらす/別室など基本対策を徹底してください。
ウイルス(ノロ、ロタなど)や細菌によって発症します。下痢、腹痛、嘔吐、発熱が主な症状です。
治療は脱水を防ぐことが中心で、経口補水療法(ORS)が効果的です。細菌性が疑われる場合には抗生物質を用いることもあります。冬場には集団感染が見られることもあり、手洗いなどの予防が重要です。
突然皮膚が赤く盛り上がり、かゆみを伴います。抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬で改善が期待できます。慢性化する場合もあり、生活リズムやストレス管理も大切です。
スギ花粉やハウスダストが原因となり、透明な鼻水や連発するくしゃみ、鼻づまりが特徴です。薬物療法、アレルゲン免疫療法、環境整備などを組み合わせて治療を行います。
扁桃腺に細菌感染が起こり、のどの強い痛みや発熱を引き起こします。炎症が軽度であればうがい薬やトローチで改善しますが、重度の場合は抗生物質や消炎鎮痛剤を使用します。繰り返す場合は耳鼻科での精査が必要なこともあります。
生活習慣病は、自覚症状が乏しいまま進行し、心筋梗塞や脳卒中など重大な合併症につながる危険があります。
基準は140/90mmHg以上(家庭血圧135/85mmHg以上)。高血圧ガイドライン2025により全年齢130/80㎜Hg未満の血圧を目指します。塩分制限や運動療法に加え、必要に応じて降圧薬(カルシウム拮抗薬、ARBなど)を使用します。
コレステロールや中性脂肪の高値は動脈硬化の原因となります。生活習慣改善に加えて、スタチン系薬剤やフィブラート系薬剤などを用いることがあります。
初期は無症状でも進行すると失明や腎不全、心筋梗塞などを起こします。食事・運動療法を基本に、必要に応じて内服薬や注射薬を使用します。当院では健診で異常を指摘された方や軽症の糖尿病に対応し、専門医療機関とも連携しています。
一般内科は、患者様の健康を守る「最初の相談窓口」です。日常的な体調不良から生活習慣病まで、幅広い症状に対応し、必要に応じて専門医とも連携しながら、安心して受診いただける体制を整えています。
「ちょっと気になるけれど受診するほどではないかも…」と思う症状も、重大な病気の早期発見につながることがあります。どうぞお気軽にご相談ください。
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